By Takayuki Kobayashi 2010年2月24日 Leave a Comment

2日目、9:30スタートでキーノートがないためいきなりセッション。
朝早かったせいか、席もぱらぱらという感じでした。
ぼくも眠かった・・・

■T1-305セッション:ハイブリッド型クラウドにおけるデータ同期ソリューションの活用
Sync Frameworkの話し。
SQLServer同士の連携で、ルールをつけることができる。
これはいい機能!Confrictしたときにどうするか。
おそらく、rollbackではなく、rollforawdだろう。また、ACIDではなくBASEだろう。トランザクションが安心できるのはとてもうれしい機能。
でも、これはSQLServer同士の話。クラウドのテーブルの同期は???SQLServerからテーブルへの同期、また、逆は??あれ、クラウドのメリットを活かすのはテーブルでは??

もう少しグローバルに、元と先が何でも対応できる、くらいにできればすごかった。

確かに設定だけでできるのはうれしい。ちょっと課題が残った感じでした。

■T1-307セッション:SQL Azure を活用するためのアプリケーション設計の現在と未来
SQLAzureの話し。
SMSS(?かな?)でクラウドのSQLServerへアクセスできるのはすごい!!!セキュリティとか大丈夫かな・・・とちょっと心配になる。でもクラウド上のデータを見たり検索したりできるのは必須。かなり、ありがたい。

SQLAzureはスケールアウトしない。ここは残念でがっかり。既存のパーティションの概念を入れる必要がある。複数インスタンスにした場合のルーティングをアプリ側でやるあたりもいまいち。「どこに」を意識しなければならないのは残念すぎる。

SQLServerのパッケージを購入するよりも、ハード、ソフトの利用料が断然に安い。ただ、クラウドとなのっていいのか、と思ってしまう。

そこはマイクロソフト。認識がされており、「きわめてスケーラブルな、サービスとしてのリレーショナルデータベース」を目指していく、とのことでした。

個人的にはクラウドへ持っていくのはトランザクションが発生しない、ゆるいデータがいいと思うのでKVS利用、Azureだと「テーブル」がよいのではないかと思う。でも話しを聴いてる限り、テーブル(KVS)はシュリンクしていきそうな雰囲気・・・。

企業ニーズとして、やはり既存資産の問題が大きいのだと思う。事例のほとんどが「既存アプリケーションをクラウドAzureへ移行しました!」だからね。
そりゃ、RDBもほしくなる。RDBがあれば移行しやすい。でもそれだとホスティングと変わらない。

■LS-205:開発者やアーキテクトにも知っておいてもらいたい Windows Azure の価格、SLA、ビジネス ~すぐそこにあるクラウドへの準備として~
ここは大人気のセッションでテーブル席は満席で、椅子のみの席で見ました。やはり課金、SLAについてはみんな気になっているところでした。

Windows AzureのSLAは99.95%、それ以外は99.9%。これを謳っているだけですばらしいと思う。

以前、Windowsサーバで運用していた時は、1週間に1度再起動をしてました。理由はわかりませんが、ずっと稼動しておくと遅くなったり、動かなくなったりしてたからです。だいぶ前の話なので現状はそんなことがないでしょう!(期待半分)

課金については意外とシンプル。Amazon EC2の課金の計算をしたときは、理解するまでに非常に時間がかかり、さらにアプリケーションをどうするかにより課金度が変わります。計算できるWebツールもあるのですが、これもうまく当てはまらない・・・

うーん、課金のページを探せなかった。そういえばセッションで資料を配るって言ってたけどもらわなかった。
一度、きちんと比較してみたいと思いました。

■T1-306:ISV 向け Windows Azure による SaaS アプリケーション開発
平井さんは本当に「ジニアス」でした!プレゼンは聴きやすく、テンポもよい。

事前準備はあったにせよ、ライブでアプリケーションをデプロイ。すごすぎた。

流れとしては、

  1. DBスクリプトの移行(若干クラウド対応が必要)
  2. テーブル作成
  3. データ移行
  4. アプリ修正(いくつか修正が必要。日本語、時間の設定など)
  5. アプリ稼動確認(DBはクラウド)→OK
  6. アプリデプロイ
  7. アプリ軌道確認→OK!!

いくつかキーワード。

  • 設計は難しいが「テーブル(KVS)」がよい。
  • オンプロミスのデータとクラウドのデータがジョインできる。(これはすごい!!)
  • マルチテナントの設計の難しさ。

で、Azureの話し。

  • クラウドは進む。
    なぜならマイクロソフトがはじめたから。
    この巨大な企業がクラウドをやるには勝算があるから。
    きちんとした収益が上げれる前提。
  • 開発スタイルの変化
    クラウドベースの開発へ移行。
    お客様とのやり取りが変わってくる。
    パッケージを入れて、カスタマイズしていく。
  • オンプレミスとクラウドの連携
    まだまだ進む。
    オールクラウドになってから、オンプレミスに戻ることもあるのでは?と提起。

最後に・・・
 LTライクなビデオの上映。音楽付き。
  ブラックジョークまじり。
  大拍手!!わーーーーサイコーでした。(あとで中継を見てみてください!)

ほんっとに、うまい!!!!エンターテイナーだ!!!

後でtwitterで知ったのですが、ジニアス平井さん、かなりの有名人みたいですね!

■T1-203:Windows Azure 先行事例の現場で得られた開発ノウハウ 2
前日同様、3社の事例。

■WebCMS(リードレックス 近江さん)
既存ドットネットのCMSアプリをクラウドへ!
SQLAzureを使っているとのこと。夏までにテーブル(KVS)対応をする。
やはりテーブル(KVS)なんだろうな。

■教育分野(グレープシティ 唐さん)
業務アプリとしてどうしても応答性が重要。
クライアントアプリはSilverlight。
そこで、CDNサービスではなく、オンプレミスにキャッシュサーバを配置。
C/S並みのサービスを提供!結構さくさく動いてました。
Silverlightもなかなか面白そう。

■証券分野(東証コンピュータシステム)
RDBとテーブル(KVS)を利用。データのすみわけを実現。
Silverlightを使ったグラフィカルな画面。
今後サービスインとのこと。
興味深かったのは、証券という業種でクラウドを実現できるか?でした。
やはりクラウドに持っていけるデータは少ないとのことでした。
データのすみわけは非常に重要だなぁと実感。

で、セッションのまとめ。

■技術課題

  • 既存アプリ移行 → テーブル対応が要調査
  • データ移行 → ツールで
  • アーキテクチャ → まずはシンプルに
  • 応答性能 → CDNを含むキャッシュで対応
  • データ連携 →   Syncで同期
  • サービス連携 → 直接、サービスバスで連携

なる。一通り解決。納得できますね!

■ラップアップ:Tech・Days 2010 ラップアップ : Tech・Days 2010 を 30 分で理解!

満席!!
キーノートより、どこよりも盛り上がってた気がする。
事実、一番面白かった!キーノートでやればよかったのに。

■Cloud Bootstrap
知らなかった・・・表彰されてました。

■30分で振り返るTech Days 2010
とにかく一通りを流した、とにかく盛り上げたい、感じ。
でもよくまとまってて意図も伝わった。

■感じたこと
2日間、いろいろなセッションに出て感じたことです。

  • やっぱりマイクロソフトのテクノロジーはすごい!
    これは本当に感じました。Javaばっかりやってたのでしばらく離れてました。
    どのくらい離れていたかというと、最後に触ったのはVB6でActiveXを作ってました^^;
    VS2010は特にツールが本当にすごい。よく考えられて作られている。
    逆に、イレギュラーケースに対応できるかどうかは、
    実際にプロジェクトをやってみて判断という形かなと。
    そこがオープンソースとの違いで、マイクロソフト頼みというところ、
    自分自身で何とかできないところ、が少し不安要素でもあり。
    単体テストとかの考えとかあるかとか知りたいところです。
  • ライブ感がちょっと薄い
    もっとわくわくしたかった。
    すでに発表されているものだし、その安定版ということでのインパクトは薄かったのかもしれない。
    twitterユーザも少なかったのか、意外とtweetも少なかった(気がする)。
    それにしても、もっとわくわくしたかった。
  • Developer!Developer!Developer!
    確かに重要だと思う。でもものすごく大きな鳥かごの中で開発をする感じがした。
    ツールがよくなって考えなくてもいいところが増えたところは評価できるが、
    反面、どういう問題が起きてるか、問題が起きたときにどうやって対処すべきか、
    がよくわからない。
    もっとオープンにすべきではないかな。
  • Windows Azureを使った新しいサービスが生まれなさそう
    開発者のタイプかなと思いますが、商業向けアプリケーションの開発が多いせいか、コンシューマ向けの小さいアプリケーションなどは数が少なそうな気がした。
    Azureサービス自体は十分にコンシューマ向けにもサービスができると思うが、マイクロソフト側で想像がされていないよいうに感じた。

■最後に締め!

弊社瑞風ではクラウドアプリケーションとして、Cucul ECがあります。
現在は、Google App Engine上での稼動となります。
今後、App Engine以外でも稼動させていく予定で、Amazon EC2、ニフティクラウド
などのクラウドインフラを検討中です。
今回、Azureの話しを聞いて、可能性を感じ検討をしてみたいと思います。

弊社のクラウドインフラの前提・課題としては、

  • 従量課金
  • スケールアウト
  • 自動伸縮
  • 可用性

が重要視されます。

Azureはこれに当てはまるのではないかと思います。
もっともっと、よくなることを期待して。

私たちエンジニアはアプリケーションに専念して、よいサービスを提供していきたいと思います。
Tech Days 2010、ありがとうー!




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