By Takayuki Kobayashi 2012年3月9日 Leave a Comment

leanstartup

最近、リーンスタートアップという言葉をよく耳にして、一度しっかりと話を聞いてみたいと思ってたところ、
この勉強会を知りました。

特に、リーンスタートアップと言うと、アジャイルとか、柔軟な計画とか、継続開発とか、大企業とかすりもしないものではないかという疑問が先に来ました。
なぜ、「大企業だってリーンスタートアップ」なのかを解明すべく、勉強会へ参加してきました。

「リーンスタートアップ」は、このあたりが良いでしょうか・・・
Lean Startup リーンスタートアップ解説(1)

まさにモックなどでサービスを評価して、ドンドンとブラッシュアップしていくスタイルを指すようで、これからのサービス開発にはぴったりな手法ではないかと思います。

Lean Startup JAPANの主催者の方から軽く説明がありました。

・収支は?いつ黒字化するか?

・グローバライゼーション、短命化
 2,3年後にピークを迎える。
 ITの短命化に伴い、すべての製品が短命化している。

・まだリーンスタートアップが聞こえてこない。

・スタートアップと企業内新規事業は違う。
 永遠に続く → いつかは終わる
 自由に変えれる → 計画は変えられない
 世界観から作られる → 製品・サービス
 変更自由(投資化以外) → 担当したいメンバーとは限らない

・1.大企業でも可能か? 2.適用の妨げは? 3.機能するのか?イノベーションは生まれるのか?

・既存文化のコンフリクト、商品、プアな事業コンセプト、要員選定とモチベーション、インセンティブ設定

疑問に思っていたことがすべてあげれられていました。
さて、これをどのように料理して完結させるのか、楽しみでした。

NECビッグローブの川崎さんのお話では、非常に難しいミッションの中で、リーンスタートアップという新しい試みをしているという内容でした。

・主事業はISPと検索
ここは飯の種。すでに出来上がっている700億の市場である。ただ、今後それが0になる可能性も否めない。

・リーンスタートアップ観点でスタートアップ企業と大企業の違いは?
現金少、資金繰り最優先 → キャッシュ・フロー資金有り→P/L責任、予算制度
臨機応変 → 機関決定(組織)

いい面、悪い面、の両面が見れる。

・社内で「リーンスタートアップ」という新しい未知の言葉を使うべきか
「リーンスタートアップ」という言葉は発しないが、話していることは「リーンスタートアップ」そのもの。
やり方を提示するだけで、言葉にはこだわらないようにしているとのこと。

・実際にどのように回しているか。
3チームで10プロジェクトを回す。そのなかで1チーム1プロジェクトが成功すればよい。もっと言えば、10プロジェクトのなかで1つでのローンチ出来れば、成功といえる。

その理由としては、ビッグローブの考える10プロジェクトは、そこそこ大きい金額の計画がされているため、早い段階でプロジェクトの実施の可否を決定することはよいこととのこと。
「デスマ」に入る前にやめてしまう、という意味でも。

・これは「Lessons Learned」である。
10プロジェクト同時は作業量が多く相当きつい。
お客様がいる(ヒアリングできる)状態で、意見を取り入れすぎてしまう傾向がある。
早い段階でプロトタイプを確認できるものの、お客様反応が鈍いため不安が残る。 

ちょっと抜粋したのと、表現が違っているかもしれませんが、こんな感じでした。

ここでQAに入りました。
出席者の人たちが自己紹介をしながら質問をしていくスタイルなんですが、出席者の所属がそうそうたる会社。大手メーカー、大手広告代理店、大手情報サービス、大手銀行系システム、などなど。

えと、質問の方はというと、メンバーの集め方や構築フェーズ、マーケットの選定、評価観点、事業スケール、予算、やめるタイミング、など。細かくひとつひとつ考えられていて、今回のプロジェクトではこう考えてここまでやる、という感じでした。

このあたりで話を聞いていると、やはりフツフツと当初の疑問が湧いて来ました。
つまり、「リーンスタートアップ」と「大企業」が結びつくのかどうか、です。

このあとディスカッションというスタイルで4,5名程度でグループセッションを行いました。幸い、僕のグループに川崎さんがいましたので色々と突っ込んで聞いてみました。勝手な解釈としては、「新規事業」という言葉の考え方を変えなければ、新しいものが生まれない。そんななかで「リーンスタートアップ」という新しい言葉があって、手法があってそのやり方を一部取り入れてみてトライアルをしてみた、という印象でした。

さて、その「リーンスタートアップ」と「大企業」が結びつくのかどうかの疑問に対しての今段階での結論です。
話を聞いてみて意外と面白く、いけるのではないかな、と思いました。
スタートアップ企業とは全く環境や目指すところが違う要素が多いですが、その手法については十分にやって行けるのではないかと思いました。

一番可能性を感じたのは、やはり潤沢な資金、です。
それをどのように考えてどうなったらやめる、という計画をして、判断をした上でトライができることです。
以前、ブログ対談(ひがさんと和田さんとYoshioriさん)をみてたんですが、失敗を恐れずトライしていると言ってて、失敗したら会社をやめればいい、ということを話していました。
大企業にいる人がそういう考えを持つことはむずかしいかもしれませんので、そういう人間を外部から取り入れて、そいつの責任にしてしまえば良いのではないか。(ちょっと乱暴ですが・・・)

そういうトライをする人間がキーマンではないかなと思いました。

「リーンスタートアップ」、このあたりが面白そう。
リーンスタートアップまとめ

4月に「リーンスタートアップ:エリック・リーズ」の訳本がでるようなので買ってみようかな♪

「リーンスタートアップ」に対して思うことは、「リーンスタートアップ」を使おうとしている会社やプロジェクトがいっぱいあると思います。それらをプレゼンして投資家と繋ぐ場所が、もっとあれば良いなと思いました。

一例ですが、これは btrax さんの主催のものです。(すでに応募は閉め切っています)
http://www.sfjapannight.com/
発表をUSTで見たいですね〜

こういうのが日本にもいっぱい出てくればもっと活性するのではないかなと思います。
(そういう意味では投資家を育てる、というフェーズも必要なのかもしれませんね)




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